2026-01

音楽

AFUL Performer 8S レビュー | P8と何が違う?一段洗練された進化形

はじめにAFULのIEMラインナップの中でも、完成度の高さとバランスの良さで評価されてきたAFUL Performer 8(以下 P8)。そのP8をベースに、ドライバー構成や低域構造を見直し、より音楽的な方向へ進化させたモデルがAFUL Performer 8S(以下 P8S)だ。正直に言えば、購入前は「P8があれだけ完成しているのに、どれほど音が変わるんだろう?」という半信半疑な気持ちもあった。...
技術

最近流行の Ghostty を試してみた(設定付き)

はじめに以前の記事では、「結局 iTerm2 に戻った」という話を書いた。長年使ってきた安心感や完成度を考えると、当時の判断は妥当だったと思っている。ただ最近、エンジニア界隈でやたらと名前を見るようになったターミナルがある。それが Ghostty だ。正直に言うと、最初は「また新しいターミナルか」という程度の印象だった。Alacritty、WezTerm、Warp……この手の話題は何度も見てきたし...
音楽

TRN Mermaid レビュー|トライブリッドなのに“余韻”で聴かせる異色作

はじめにTRN Mermaidは、1DD+1BA+プラナー2発というドライバー構成から、どうしても「パワフルで分かりやすいトライブリッドサウンド」を想像してしまう。だが、実際に音を出してみると、その先入観は良い意味で裏切られた。Mermaidの第一印象は派手さや押し出し感ではなく、音の立ち上がりから消え際までが非常に整っていることにある。全体を通して刺激的な要素は少ないが、その分、音楽の流れや余韻...
音楽

TRN SHELL レビュー|音も付属品も隙がない、8千円台の実力派イヤホン

はじめにTRNの「SHELL」は、3基のダイナミックドライバーと1基の平面ドライバーによるハイブリッド構成を採用したIEMだ。構成自体はスペック表を見る限り派手だが、本機の方向性は決して「構成ありき」ではない。SHELLは、帯域ごとの役割分担音のつながり長時間リスニングでの安定感といった、完成品としてのまとまりに強く重きを置いた音作りをしている。本記事では、他機種との比較や構成論に寄りかからず、「...
音楽

20年前の名機、Ultimate Ears TRIPLE.Fi 10(TF10 / 10Pro)をFIIO M27で令和の時代に聴いてみた

はじめにUltimate Ears TRIPLE.Fi 10(通称 TF10 / 10Pro)。2007年頃に登場し、「イヤホンでここまで鳴るのか?」という体験を多くの人に叩き込んだ伝説的な3BAイヤホンだ。Ultimate Ears Triple.fi 10 は、タイプ:カナル型(耳栓型)、有線イヤホンドライバー:バランスド・アーマチュア(BA)×3基(左右合計6基)インピーダンス:32Ω音圧感...
音楽

TRI KongTong I2 実機レビュー | 12mmで鳴らし切る平面IEM

はじめに最初にTRI KongTong I2を聴いたとき、思った以上に早く、あることに気づいた。――低域が、きちんと鳴っている。12mmの平面磁界型ドライバー。正直なところ、スペックを見た段階では「低域は控えめだろう」と予想していた。実際、これまで聴いてきた平面IEMの多くは、サイズに関係なく低音が軽い、あるいは量感を抑えたチューニングが多かった。だがTRI KongTong I2は違った。サブベ...
音楽

final TONALITE レビュー|DTASの衝撃とZE8000 MK2との比較で分かった真価

はじめに完全ワイヤレスイヤホン(TWS)は、すでに十分に成熟したカテゴリーだ。ノイズキャンセリングは強力になり、接続は安定し、バッテリーも実用十分。その一方で、多くの製品が「分かりやすい低音」や「より強いANC」といった方向に寄り、音そのものの思想で差別化することが難しくなっている。そんな状況の中、final が最新フラッグシップとして投入したTONALITE(トナリテ) は、明らかに違う方向を向...
音楽

TANCHJIM ORIGIN LOST MANOR 実機レビュー | 豪華で高品質な付属品とビルドクォリティの限定版

はじめにTANCHJIM ORIGIN LOST MANORは、通常モデルのORIGINをベースにした限定版だ。ただし、その違いは単なるカラバリや小変更ではない。イヤホン本体のビルドクオリティ、背面に刻まれた意匠、そしてアートブックやアクリルスタンドを含む付属品一式まで含めて、「音響機器」であると同時に「作品」として成立させようという意志が、最初から明確に見える。実際、パッケージを開けた瞬間に感じ...
音楽

TRI I3 MK3 レビュー|中域を核に据えたトライブリッドの実像

はじめにTRI I3 MK3 は、トライブリッド構成という言葉から想像されがちな「派手さ」や「分かりやすい刺激」とは、少し距離を置いたイヤホンだ。低域・中域・高域それぞれに異なるドライバーを割り当てながらも、音作りの主眼はあくまで中域、とりわけボーカル表現に置かれている。本記事では、I3 MK3 の音の骨格や帯域ごとの特徴、そして実際に使って見えてきたキャラクターを淡々と書き出していく。派手な評価...
音楽

FiiO M27 Titanium Alloy 実機レビュー | DX340と“近い”からこそ見えたもの

はじめにDAPのレビューでは、「解像度が高い」「音場が広い」「駆動力がある」といった言葉が並びがちだ。だが、ある価格帯・性能帯を超えると、それらの言葉はほとんど差別化にならない。その先で問われるのは、そのDAPの音を“基準として信じられるかどうか”。今回レビューするFiiO M27 Titanium Alloyは、まさにその問いに正面から答えてくるDAPだ。結論を先に書くと、これは「感動を盛るDA...
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