2026-03

技術

RSSはもう“読むもの”じゃない。Siftoで「聞く」体験を作った話

はじめにRSSリーダーを長く使っていると、だんだん同じ問題にぶつかる。情報は追いたい。でも全部読むのは重い。記事が増えれば増えるほど未読は積み上がるし、移動中や作業中にまで画面を見続けるのは正直しんどい。それなら、読むのをやめて聞けばいい。そう考えて、SiftoにRSS記事を音声化し、Podcastとして配信する機能を実装した。さらに、生成済みの音声を聞くだけでなく、要約記事をその場でストリーミン...
技術

OpenClawをOCIに建ててみた — 数時間で“自分専用AI”が使える状態までいけた

はじめに最近、OpenClawがかなり話題になっています。オープンソースで動かせるAIアシスタント、しかもDiscordやWeb UIから触れて、モデルも差し替えられる。要するに、「自分専用のAIアシスタントを自分の環境に置ける」という話です。こういうものは、説明を読むだけだとよくわかったようでいて、実際にはどこまで使えるのかが見えにくい。セットアップが重いのか、最初から実用になるのか、それとも結...
技術

SiftoのAI基盤設計:複数LLMをちゃんと扱うためにやったこと — OpenRouter・コスト分析まで

はじめにLLM を使ったアプリは、最初の一歩だけを見るとかなり簡単です。ひとつの provider を決めて、その API を叩き、必要な機能をつなげていけば、とりあえずは動きます。実際、初期の段階ではそのやり方でまったく問題ありません。むしろ最初から大げさな抽象化を入れるより、そのほうが速いです。ただ、その状態で開発を進めていくと、すぐに別の問題が見えてきます。たとえば、事実抽出にはこのモデルが...
技術

情報が多すぎて読む前に疲れるので、AIで整理するRSSアプリ「Sifto」を作った

はじめにエンジニアをやっていると、情報収集は仕事の一部というより、ほとんど生活習慣になる。技術ブログ、企業の発表、OSSのリリースノート、ニュースサイト、個人ブログ。RSSリーダーを開けば、新しい記事はいくらでも流れてくる。新しいものを追いかけるのは嫌いではないし、むしろ好きなほうだ。知らない技術や、新しい考え方や、誰かの設計の癖に触れるのは、この仕事の楽しさの一つでもある。ただ、しばらくそうやっ...
技術

最近コードを書いていないエンジニアの話

はじめに最近、個人開発をしていて不思議なことに気づいた。自分はエンジニアのはずなのに、あまりコードを書いていない。もちろん完全に書いていないわけではない。コードは読むし、レビューもする。必要があれば修正もする。ただ、キーボードを叩いてコードをゼロから書く時間は、驚くほど減った。体感で言うと、コードの99%くらいはAIが書いている。最初は単なる便利ツールのつもりだった。でも気がつくと、開発の構造その...
技術

Neonから自前PostgreSQLへ移行した話 | OCI + PgBouncer + Tailscale + CloudBeaver + golang-migrate で作る個人開発向けDB環境

はじめに最近、個人で開発しているサービスのデータベースをNeon → 自前PostgreSQL に移行しました。Neonはとても優れたサービスです。サーバレスでスケールするし、ブランチ機能も便利で、開発体験も良い。ただ実際にサービスを運用してみると、少し気になる点も出てきました。一番大きかったのは 転送量の制限です。Neonの無料プランにはMonthly public network transf...
音楽

TRN WhaleShark レビュー | 2万円クラスとは思えない完成度のハイブリッドIEM

はじめに中華IEMはここ数年で大きく進化している。かつては「安いけれどチューニングが極端」という製品も多かったが、最近は価格以上の完成度を持つモデルも増えてきた。今回レビューする TRN WhaleShark は、まさにその典型と言えるイヤホンだ。3基のダイナミックドライバーと平面駆動ユニットを組み合わせた構成で、2万円前後という価格帯ながら非常にバランスの取れた音を実現している。実際にしばらく聴...
音楽

SONY WF-1000XM6 レビュー(後編)| XM5と比較して見えたノイズキャンセリングと外音取り込み

はじめに前編では Sony WF-1000XM6 の音質や使い勝手について、前モデルの Sony WF-1000XM5 と比較しながらファーストインプレッションを書いてみた。XM6は音の方向性自体はXM5と大きく変わらないものの、低域の締まりボーカルの存在感トランジェントの速さといった部分が少しずつブラッシュアップされており、全体として完成度が高められている印象だった。後編では、完全ワイヤレスイヤ...
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