【2025年版】新NISAで本当に買える“米国ETFランキング”|筆者イチオシのETFも紹介

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はじめに:新NISAで米国ETF投資が加速

2024年から始まった新NISA制度では、「つみたて投資枠」だけでなく「成長投資枠」で米国ETFや個別株も購入できるようになりました。
非課税で米国ETFに投資できるというのは、投資効率を一気に高める大きなチャンスです。

この記事では、証券会社で実際に人気の米国ETFをランキング形式で紹介しつつ、筆者の個人的なおすすめETFも取り上げます。


ETFとは?投資信託との違いをやさしく解説

ETFは Exchange Traded Fund(上場投資信託) の略です。
簡単にいうと「株と同じようにリアルタイムで売買できる投資信託」です。

投資信託との違い

  • 売買方法
    • ETF:株式市場で売買でき、指値・成行など注文方法も自由。
    • 投資信託:1日1回、その日の基準価額でのみ取引。
  • 分散投資
    ETFや投信の中身は「株の詰め合わせ」。VOOならS&P500の500社をまとめて投資できる。
  • コスト
    ETFは信託報酬が低い商品が多く、長期投資向き。
    ただし売買ごとにスプレッド(買値と売値の差)が発生する。
  • 分配金
    ETFは現金で分配金(配当)が支払われる。
    投信は自動再投資されるタイプも多い。

NISAでの注意点

  • NISAでは米国ETFの売買益や日本側の課税分配金は非課税
  • ただし米国源泉徴収税(約10%)はそのまま差し引かれる。配当狙いの場合は「税引後利回り」で考える必要があります。

新NISAで人気の米国ETF総合ランキング(2025年版)

1位:VOO(Vanguard S&P 500 ETF)

米国を代表する500社にまとめて投資できる王道ETF。
新NISAでは保有残高トップで、長期投資家のコア資産として定番化。
インデックス投資の中心として外せない存在。


2位:VTI(Vanguard Total Stock Market ETF)

米国株式市場ほぼ全体に投資できる「分散性最強」のETF。
買付金額トップで、まとまった資金を投じる投資家に人気。
小型株まで含むため、米国経済全体の成長を取り込みたい人に向く。


3位:VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)

米国の高配当株を集めた安定志向のETF。
買付件数・残高ともに上位常連。
「配当をNISAで非課税で受け取りたい」投資家に支持されている。


4位:SPYD(SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF)

S&P500の中から高配当株に絞ったETF。
買付件数ではトップクラス。少額から始めたい高配当派に人気。
分配金利回りの高さが魅力で、インカム投資家に選ばれている。


5位:VT(Vanguard Total World Stock ETF)

世界中の株式に分散できる「オールインワンETF」。
米国集中だけでは不安という層に支持される。
新興国や欧州も含め、グローバルな分散投資を狙う人に適している。


筆者イチオシのテーマ型ETF

ランキングは「客観的に人気のETF」ですが、僕自身が注目しているテーマ型ETFを2つ紹介します。

  • QCLN(First Trust Nasdaq Clean Edge Green Energy ETF)
    クリーンエネルギーやEV、再生可能エネルギー関連企業に投資できるETF。
    環境・再エネ市場の成長に乗りたい人に面白い選択肢。
  • SMH(VanEck Semiconductor ETF)
    NVIDIAやTSMCなど、世界をリードする半導体銘柄に集中投資できるETF。
    AIやデータセンター、自動運転など成長分野をダイレクトに取り込めるのが魅力。

投資スタイル別おすすめの組み合わせ

  • 王道安定型
    VOO(50%)+VTI(30%)+VT(20%)
  • 配当重視型
    VYM(50%)+SPYD(30%)+VOO(20%)
  • 成長テーマ型(筆者イチオシ)
    VOO(40%)+QCLN(20%)+SMH(40%)

まとめ:新NISA×米国ETFで未来をつかむ

  • 新NISA(成長投資枠)では、米国ETFが自由に買えるようになり、王道からテーマ型まで幅広い選択肢を非課税枠で利用できるようになった。
  • 人気のトップ5は、VOO・VTI・VYM・SPYD・VT。いずれも「王道」と呼ばれる定番で、投資初心者からベテランまで幅広く支持されている。
  • 成長重視、配当重視、世界分散など、目的に応じてETFを選べるのが最大の強み。
  • さらに筆者自身は、未来のテーマとしてQCLN(クリーンエネルギー)やSMH(半導体)といったETFを好んで組み合わせている。王道ETFの安定感にテーマ型ETFの成長性をプラスするイメージだ。
  • NISAの非課税メリットは“複利の最大化”。課税で削られがちなリターンをそのまま再投資できるため、長期投資において大きな優位性をもたらす。

結局のところ、新NISAを最大限に活かすには:

  1. 王道ETFで土台を固める(VOO・VTI・VYMなど)
  2. 自分が注目しているテーマETFをスパイスとして加える(QCLNやSMHなど)
  3. 長期でコツコツ続ける

この3つを意識するだけで、将来の資産形成に大きな差がつきます。

「安定と成長のバランスを楽しみながら、未来を掴む」 ——これが、2025年の新NISA時代における米国ETF投資に対する僕のスタンスです。

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