先日、ENS(Ethereum Name Service)で 「enjoydarts.eth」 を取得しました。
私はこれまで長いあいだネットで「enjoydarts」という名前を使い続けてきました。GitHub、SNS、ブログ…どこへ行っても同じ名前を使うことで、自分のアイデンティティを一貫して表現してきたつもりです。
そんな私が「.eth」を持とうと思ったきっかけはシンプルで、Web3の世界でも同じ名前を持ちたかったから。これからの時代、自分のデジタルネームをブロックチェーンに刻んでおくことが大切になるのではないか。そう考えて行動に移しました。
やってみると想像以上にシンプルで、しかも少しワクワクする体験でした。この記事では、初心者向けにENSや.ethドメインの仕組みを説明しつつ、私の体験を紹介していきます。
ENSや.ethドメインって何?
ENSは Ethereum Name Service の略で、イーサリアムというブロックチェーン上で「名前」を管理するサービスです。
暗号資産やNFTを扱ったことがある人なら一度は見たことがあるでしょう。
ウォレットのアドレスはこんな具合です:
0x1234abcd5678efgh9012ijkl...
一目見ただけでは意味がわからないし、1文字でも間違えると送金が失敗してしまいます。これでは日常的に使うには不便すぎます。
そこで登場するのがENSです。ENSを使えば、この長くて分かりづらいアドレスを 「enjoydarts.eth」 のように人間が読める形に変換できます。
つまりENSは、「Web3時代のドメインネームシステム」。
.com
や.jp
→ Webサイトの住所.eth
→ Web3における住所(ウォレット、Webページ、名刺としても使える)
ENSで取得した名前はブロックチェーンに記録されるので、誰かに勝手に奪われることはありません。ただし「早い者勝ち」なので、人気の名前はすぐに埋まっていきます。
実際にenjoydarts.ethを取ってみた
ENS公式サイト(app.ens.domains)にアクセスし、「enjoydarts」と検索。
結果は まだ空いている。この瞬間はちょっとしたドキドキでした。
取得の流れは驚くほど簡単です:
- Metamask(メタマスク) という暗号資産ウォレットをブラウザに接続
- 登録年数を指定(最低1年から)
- 表示された登録料とガス代をETHで支払う
数クリックで手続きは完了し、無事に「enjoydarts.eth」を自分のものにできました。
支払いは合計で 約2,000円以下。
特に印象的だったのは「ガス代が想像以上に安かった」という点です。ブロックチェーンは手数料が高いというイメージを持っていたのですが、このときは驚くほど低コストで済みました。
そして「自分の名前がブロックチェーンに刻まれた」という実感は、普通のドメイン取得では味わえない特別な体験でした。
ENSを持つメリット
ENSは「かっこいい名前を持てる」以上に、実用的なメリットがあります。
わかりやすい送金アドレス
0x...
の代わりに 「enjoydarts.eth」 を伝えるだけでOK。送金ミスを防げるし、初心者にもわかりやすいです。
Webページの住所になる
ENSは .eth.limo
と組み合わせて使えます。
たとえば → https://app.ens.domains/enjoydarts.eth
こうしてENS上で自分の名前を確認したり、IPFSとつなげてプロフィールページを公開することも可能です。これだけで「Web3時代の名刺」として十分な価値があります。
デジタルIDとして活用できる
SNSやGitHubと同じIDでENSを取っておけば、一貫したブランディングが可能。
Web2とWeb3を横断して「同じ自分」を表現できるのは大きなメリットです。
将来性と先行者優位
ENSはまだ成長途中のサービスですが、既に世界中で利用が広がっています。
名前は早い者勝ちなので、今のうちに欲しい名前を取っておくこと自体が投資的な意味を持ちます。
ENSは初心者にもおすすめできる理由
ENSを使うのに難しい知識は不要です。
必要なのは ウォレットアプリ(Metamaskなど)と少額のETH だけ。
- 登録作業は数分で完了
- 支払いも数千円レベルで可能
- 取得すれば「自分のWeb3ネームタグ」を持てる
ENSはまさに 「名前を持つことから始められるWeb3入門」。
NFTやDeFiといった複雑なものに挑戦する前に、まず「名前を持つ」というシンプルな体験を通じてWeb3の世界に足を踏み入れるのは、とても良いきっかけになると思います。
今後の活用アイデア
「enjoydarts.eth」を手に入れたことで、これから試してみたいことも増えました。
enjoydarts.eth.limo
にプロフィールサイトを載せて、分散型の名刺ページとして使う- SNSのプロフィール欄に「enjoydarts.eth」を書いて、Web3アカウントとしても統一感を持たせる
- IPFSに自己紹介ページをアップロードし、「どこにも依存しないWebサイト」を実現する
こうした使い道を考えるだけでワクワクします。
まとめ
ENSで「enjoydarts.eth」を取得したのは、投資目的ではなく 自分のアイデンティティをブロックチェーン上でも表現したい と思ったからです。
実際にやってみると、
- 手続きは数分で完了
- 合計で約2,000円以下
- ガス代も驚くほど安かった
と、初心者でも気軽にトライできるものでした。
ENSは 「自分の名前をブロックチェーンに刻む」 特別な体験を与えてくれます。
もし気になる名前やニックネームがあるなら、ぜひ ENS公式サイト で検索してみてください。空いていたら、それは大きなチャンスです。
きっと、思った以上に簡単で、そしてちょっと誇らしい気持ちになれるはずです。
コメント