【初心者向け完全ガイド】GMOコインでETH(イーサリアム)を購入してMetaMaskに送金する方法

技術

はじめに

NFTの購入やDeFiの利用など、イーサリアム(ETH)を使う場面は増え続けています。
しかし、最初のハードルは「どこで買うか」と「どうやって自分のウォレットに送るか」です。

この記事では、国内取引所のGMOコインでETHを購入し、MetaMaskに安全に送金する方法を、初心者でも迷わずできるように丁寧に解説します。

この記事を読めば、以下がわかります。

  • GMOコインでのETH購入方法
  • MetaMaskへの送金手順
  • 送金トラブルを避けるコツ

GMOコインを使うメリット

国内には複数の仮想通貨取引所がありますが、GMOコインには特に以下の強みがあります。

  • ETH送金手数料が無料(2025年8月現在)
  • 即時入金に対応(提携銀行なら24時間反映)
  • 金融庁登録済の安心感
  • アプリ・Web両対応で操作がシンプル

他の国内取引所では、0.005 ETH前後(ETH価格が約70万円の場合、約3,500円)の出金手数料がかかることが一般的です※1
GMOコインは無料※2なので、少額の送金や複数回の送金でもコストを気にせず利用できます。


GMOコインでETHを購入する手順

GMOコインにログイン

GMOコイン公式サイトまたはアプリからログインします。
二段階認証を設定しておくとセキュリティが高まります。


日本円を入金

  • 即時入金(提携銀行のみ):手数料無料、24時間365日反映
  • 銀行振込:振込手数料が発生する場合あり

取引直前に入金すると、価格変動リスクを抑えられます。

販売所 or 取引所で購入

GMOコインでは以下2通りの購入方法があります。

項目販売所取引所
特徴GMOコインから直接購入他ユーザーと売買
メリット操作が簡単、即時反映手数料が安い、価格有利なことが多い
デメリットスプレッドが広い
(実質手数料高め)
操作がやや複雑
初心者おすすめ度★★★★☆★★★☆☆

初心者はまず販売所で少額購入→慣れたら取引所に挑戦するのが安心です。


MetaMaskで受け取りアドレスを確認

アドレスは必ずMetaMaskの「ETHメインネット」のものを使用してください。
他ネットワーク(BSCなど)では資産を失う可能性があります。

  1. MetaMaskを開く
  2. ネットワークが「Ethereum Mainnet」になっていることを確認
  3. アカウント名下のウォレットアドレスをクリックしてコピー
  4. または「受取」ボタンをクリックして表示されるアドレスをコピー

GMOコインからMetaMaskにETHを送金

トラベルルール(Travel Rule)について

日本では、2022年4月に業界自主規制としてトラベルルールが導入され、それが改正「犯罪による収益の移転防止に関する法律(APTCP)」により2023年6月1日から法的義務として施行されています。
これは、暗号資産の送金時に送金人・受取人の情報をやり取りする国際的な規制で、マネーロンダリングやテロ資金供与の防止を目的としています。

GMOコインから送金する場合も、宛先登録時に「自己ウォレット」か「他人のウォレット」かを選択します。
MetaMaskなど自分で管理するウォレットに送る場合は、「自己ウォレット」を選び、自己管理であることを申告すれば送金できます。

※ 海外取引所や他の国内取引所へ送金する場合は、送金先がトラベルルール対応先に含まれていないと送れない場合があります。事前に公式サイトの対応先リストを確認してください。

送金メニューを開く

左のメニューから入出金を探し、「暗号資産」→「銘柄選択」→「ETH(イーサリアム)」を選択し「送付」タブを開きます。


新しい宛先を登録

新しい宛先を追加する、をクリックします。

送付先で「GMOコイン」以外を選択します。

送付先ウォレットでは「プライベートウォレット」を選択します。

受取人は「ご本人さま」を選択します。(自分のMetaMask宛の場合)

宛先情報の登録では、
・宛先名名称には分かり易い名前
・イーサリアムアドレスにはMetaMaskのウォレットのアドレスをコピペ

その後、画面の指示に従い登録を進めると、GMOコインに登録しているメールアドレスに認証のメールが送付されるので、メールに記載のURLをクリックし、認証を完了させます。

認証が完了すると審査がありますが、特になにもなければ数分〜15分ほどで承認されます。

宛先登録は一度だけ行えばOK。次回からは選択するだけで送金できます。


送金内容を入力

  • 送金数量を入力
    • 最小送付数量は0.1 ETH/回です。ただし全額送付またはGMOコイン内のアドレス宛の場合は下限がありません。
    • GMOコインはETHの送金手数料が無料なので、手数料の計算は不要
  • 送付目的はテストの際は「暗号資産の保管」でいいと思いますが、目的に合ったものを選択
  • 初回は少額でテスト送金もおすすめ
  • 入力が終わったらSMSで認証コードが送付されるので、そちらを入力

送金実行と反映時間

  • アドレス・数量を最終確認
  • 問題なければ送金を実行
  • 通常は数分〜十数分でMetaMaskに反映(混雑時は30分以上かかる場合あり)

着金確認

MetaMaskを開いて残高が増えていれば送金成功です。
詳細は「Etherscanで表示」を押すと、ブロックチェーン上で取引情報を確認できます。

トラブル防止のチェックリスト

  • アドレスはコピー&ペーストで入力し、手入力は避ける
  • 初回は少額でテスト送金する
  • フィッシング詐欺サイトに注意し、公式URLをブックマークして利用する
  • 不明点は送金前に必ず確認する
  • GMOコインのETH送金はEthereumメインネット固定のためネットワーク選択は不要。ただし、取引所によってはネットワークの選択が必要な場合があり、その場合はEthereumメインネットを選択する

暗号資産に関する注意喚起

暗号資産(仮想通貨)の取引や送金には、以下のようなリスクや注意点があります。初めて利用する方は必ず理解した上で取引を行ってください。

価格変動リスク

  • 暗号資産の価格は短期間で大きく変動することがあります。購入後に価格が急落し、資産価値が大きく減少する可能性があります。
  • 生活資金や短期で必要な資金を投入しないことが重要です。

送金ミスによる資産損失

  • 送金先アドレスやネットワークを誤ると、送金した資産は原則として戻りません。
  • アドレスは必ずコピー&ペーストし、少額でテスト送金してから本送金を行うことを推奨します。

セキュリティと自己管理

  • MetaMaskなど自己管理型ウォレットでは、秘密鍵やシードフレーズを厳重に保管してください。これらを失うとウォレットを復元できず、資産を永久に失います。
  • フィッシング詐欺や偽サイトに注意し、公式URLや正規アプリからのみアクセスしてください。

規制・法律

  • 日本国内では、暗号資産交換業者は金融庁に登録されている必要があります。口座開設時には本人確認(KYC)が義務づけられています。
  • 2023年6月からはトラベルルールが法的義務となり、送金先や送金額によっては追加情報の提供が必要です。

税金

利益が発生した場合は、確定申告が必要になるケースがあります。詳細は税理士や国税庁の公式情報を確認してください。

暗号資産の売却益や交換益は、日本では雑所得として課税対象となります(総合課税)。

各庁などからの注意喚起

その他、暗号資産に関する各庁などからの注意喚起について知りたい方は、以下をご確認ください。

まとめ

GMOコインは、国内取引所の中でもETH送金手数料が無料※2という大きなメリットを持ち、初めて仮想通貨を扱う人にとっても扱いやすいサービスです。
他の主要国内取引所(bitFlyer、Coincheckなど)ではETHの出金手数料が0.005 ETH前後かかるのが一般的で、ETH価格が約70万円の場合、約3,500円のコストになります。GMOコインならこれが無料なので、少額の送金や複数回の送金でもコストを気にせず利用できます。

この記事で解説した「販売所でのETH購入→MetaMaskへの送金→着金確認」の流れは、NFTの購入やDeFi利用など、Web3のさまざまな活動の土台となります。
この手順を覚えておくことで、今後ほかの暗号資産や別のウォレットを使う際も応用が可能です。

初心者の方は、まずは少額で試すことをおすすめします。少額であっても、実際に購入・送金・着金を経験することで、ブロックチェーン取引の仕組みや注意点が体感的に理解できます。

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